2019年5月30日木曜日

2019年10月1日から導入開始!ニュージーランド短期観光に必要な電子渡航認証 NZeTA(New Zealand Electronic Travel Authority)とは?



オーストラリアの近隣国であるニュージーランドに、新たに入国要件としてeTA(電子渡航認証)の申請が義務付けられました。

このNZeTANew Zealand Electronic Travel Authorityは、ビザ免除国の国籍保有者に対し取得義務が発生しており、2019年10月1日からニュージーランドへの渡航の際に申請が義務化されます。

パスポートスコアが高く、ビザを申請する必要があまり無いビザ免除国の日本人の方であっても、近年では、アメリカESTA、カナダeTA、オーストラリアETAS(ETA)、スリランカETA、ミャンマーeVisa、インドeTVなど、各国々が入国要件の簡素化や国境警備のセキュリティ強化のために電子渡航認証を導入する背景があります。

今回のNZeTAも各国と同様に、今年の10月1日から電子渡航認証の導入を視野に入れているということになりますので、事前申請に必要となる情報を確認しましょう。

また、NZeTAの申請が可能となるのは2019年7月からとなる予定です。

ニュージーランドの短期観光に必要な電子渡航認証「NZeTA」とは何か?


ニュージーランド政府の公式サイトはこちら

NZeTA(New Zealand Electronic Travel Authority)は、旅行者がニュージーランドに渡航する前に移民局により審査される新たな入国要件です。

NZeTAの導入により、入国審査を簡素化・国境警備のセキュリティを強化、さらに国際観光客保護と観光課税(IVL)などを含む新たな制度となります。

一度申請が承認されると、ニュージーランドへ入国する際に2年間の有効期限内であれば複数回入国可能です。

NZeTAの読み方は「ニュージーランドイーティーエー」になりますので、少々名称が似ているCanada eTAカナダイーティーエー)などと混同しないようにご注意ください。

また、ニュージーランドに渡航する際に必要となりNZeTAは、ニュージーランドへ渡航する際に必要となりますので、必ずニュージーランドへの旅行が決まった際は事前に申請する必要があります(申請が承認された場合であっても「入国」が保障されているものではありません)。

NZeTAに関して押さえておくポイントは以下


☝POINT

■2019年10月1日から、ニュージーランドに渡航する際はNZeTAを事前申請し承認されている必要がある

■空港経由(トランジット)や船便(クルーズ乗員)も申請が必要

■2019年7月からNZeTAが申請可能なため、アプリまたはWEBから申請する

■NZeTAの申請料金は、アプリ経由でNZD $9となり、ニュージーランド政府のWEBサイトからは$12で申請が可能

■NZeTAは一度の申請で有効期限が2年間付与される

■NZeTAとは別に観光課税(IVL)も支払う必要がある

基本的に上記の6点を覚えておけば大丈夫ですので、ニュージーランドへの渡航が迫っている方は、申請期間などをいつにするかメモしておきましょう。

新たに支払いが必要な国際観光課税(IVL)とは?

NZeTAの導入が開始された際に、新たに国際観光税であるIVLの支払いも必要になります。
このIVLは、NZeTAの申請手数料とは別に、IVL(国際観光税)の支払いとして$35が徴収されます

NZeTAはアプリ・WEB申請の2通りあり手数料も$3程の差がありますので、IVLの費用を足すと合計で$44~47の費用が発生します。

ニュージーランド政府がIVL費用を徴収する目的は、観光インフラ整備やニュージーランド国内の自然環境を保護するために役立たせるためだと公言しております。


NZeTAの申請が必要な人は?


ニュージーランドに旅行する前にNZeTAを申請する必要がある方は、以下のとおりです。
申請が必要な方

■ビザ免除国からの旅行者

■オーストラリアの永住者

■国籍に関係なく、すべてのクルーズ船の乗客

■航空クルーズクルーズ

ニュージーランドを通過するビザ免除国またはトランジットビザ免除国籍者からの乗客も、ニュージーランドが最終目的地でない場合であっても、2019年10月1日からNZeTAを申請し承認されている必要があります。

NZeTAが必要ではない人は?

ニュージーランドとオーストラリアのパスポート保持者は実質NZeTAの申請は必要ありません。

また、ニュージーランドの有効なビザを保持している旅行者も同様ですので、既に有効なニュージーランドビザを保有している場合はNZeTAを申請する必要はありません。

仮に有効なビザを保有しているにもかかわらずNZeTAの申請をしてしまった場合、パスポートにNZeTAが上書きされてしまう(有効なビザとして)形になりますのでご注意ください

NZeTAの申請対象国リスト


NZeTAの申請対象国は以下になります。
アンドラ マカオ(マカオ特別行政区パスポートのみ)
アルゼンチン マレーシア
オーストリア マルタ
バーレーン モーリシャス
ベルギー メキシコ
ブラジル モナコ
ブルネイ モーリシャス
ブルガリア メキシコ
カナダ モナコ
チリ オランダ
クロアチア ノルウェー
キプロス オマーン
チェコ共和国 ポーランド
デンマーク ポルトガル(ポルトガルに永住する権利を持つ)
エストニア カタール
フィンランド ルーマニア
フランス サンマリノ
ドイツ サウジアラビア
ギリシャ セイシェル
香港(香港特別行政区やイギリスパスポート保持者) シンガポール
ハンガリー スロバキア
アイスランド スロベニア
アイルランド スロベニア
イスラエル スペイン
イタリア スウェーデン
日本 スイス
韓国 台湾(永住者限定)
クウェート ユナイテッドアラブ首長国連邦
ラトビア イギリス(イギリスに永住者)
リヒテンシュタイン アメリカ合衆国(アメリカ国民を含む)
リトアニア ウルグアイ
ルクセンブルク バチカン市

入国要件は常に更新されますので、申請前にニュージーランド政府のeTAに関するページ(英文)をご確認ください。

当サイトでも情報は随時更新いたしますが、申請対象国リスト等の追加される場合がある情報など、最新の情報は政府のページを見た方が確実です。


NZeTAの申請に必要な物と承認までの時間は?


繰り返しますがNZeTAは旅行前に事前申請が必要です。
通常NZeTA申請は、申請者が申請書をオンラインで送信した際に迅速に移民局側にて処理されますが、最高で72時間審査に時間がかかる場合があります

この72時間はあくまでも目安ですので、これ以上の時間も要する場合があります。
そのため、少なくとも旅行の1か月前までには申請を終えておいた方が、旅行前に余計な心配をせずに済みます。

申請に必要なチェックリストは以下です。
NZeTAの申請に必要

■有効なパスポート

■申請者の顔写真

■クレジットカード

■Emailアドレス(パソコンのメールアドレスを推奨)

■申請時に必要なインターネット接続可能な端末

現状で必要とされている情報は、上記の5点です。

NZeTAの申請書はオンラインで行いますが、申請書に記入する内容に不備や虚偽の情報を記載しないようにご注意ください

申請書に記入された情報は、移民局側でニュージーランドを訪問する資格があるかどうかを確認するために使用されますので、International Lost and Stolen Passportsリストなどと照合されます。

過去にどの国でオーバーステイや入国拒否があったかなども見られることになりますのが、正当な理由がある場合は偽りなく記載する義務がございます。

あわせて読みたい記事


NZeTA (New Zealand eTA) の申請方法や概要を詳しく解説へ

NZeTAの申請方法とIVLについてはこちらをご確認ください

New-Zealand(ニュージーランド)への旅行の際に、今まではビザが必要でなかった「事前ビザ申請免除国」の対象者に対し、ニュージーランド入国には電子渡航認証NZeTAの取得義務化が新たに...


詳細ページへ

NZeTAをニュージーランド政府に問い合わせる方法(修正も可能)

NZeTAの修正方法と問い合わせ方法はこちらをご確認ください

NZeTAの申請を終えた後に、ニュージーランド政府からメールが届かない・申請番号やNZeTAの参照番号を紛失してしまったなどのトラブルが起こることがあります...


詳細ページへ